大雨から大波乱となった予選から一夜明け、18日のF1ブラジルGPインテルラゴス決勝は快晴に恵まれた。 レースはレッドブルのマーク・ウエバーが今季2勝目を挙げた。
5位に入賞したブラウンGPのジェンソン・バトンが僚友ルーベンス・バリチェロとのポイント差の関係から、最終戦アブダビGPを前に初のワールドチャンピオンシップを獲得。またブラウンGPはコンストラクターズタイトルも手にした。
スタートはポールポジションのバリチェロが逃げを打つ。レースはオープニングラップからアクシデントやクラッシュが続発。ヤルノ・トゥルーリ(トヨタ)、エイドリアン・スーティル(フォース・インディア)、フェルナンド・アロンソ(ルノー)が連鎖的に接触リタイア。セーフティカー導入になった。ピットインしたヘイキ・コバライネン(マクラーレン)が給油ホースをつけたまま発進してキミ・ライコネン(フェラーリ)のマシンに引火するという場面もあった。
予定されていた最初のピットストップが終わるとバリチェロは3番手に後退。さらにバリチェロはレース終盤、ハミルトンに3位の座を奪われた瞬間に軽く接触されてスローパンクチャーを発生させ緊急ピットイン、リザルトは8位となった。
ポディウムのメンバーは、ウエバー、クビサ、ハミルトンの順。中嶋一貴(ウィリアムズ)はピットアウト直後に小林可夢偉(トヨタF1)と接触してリタイア、一方の小林可夢偉はF1デビュー戦を10位完走で終えている。