【東京モーターショー09】日産らしさを演出する…ルークス

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ルークス
ルークス 全 10 枚 拡大写真

日産自動車は第41回東京モーターショーに、軽自動車『ルークス』を出品する。「新たなポジショニングやテイストを置きたいと考えました」と話すのは商品企画本部日本商品企画室リージョナルプロダクトマネージャー、藤山修さん。

「これまで日産が持っている軽自動車(すべてOEM)は、『モコ』といえばスタイリッシュで女性的、『オッティ』は実用的な四角いクルマ、『ピノ』であればもっとベーシックなところ。『キックス』は4駆、とそれぞれポジションを明確にしてきました」

「それらに対して『ルークス』は、ミニバン的な使いやすさに慣れた人たち、あるいは、軽自動車なんだけどセカンドカーではなくてファーストカーとして使う若い人たちなど、新しい市場を取る」。そのためのテイストは何だろうと考えて出来たものがルークスだという。

「OEM供給元のスズキで初めてルークスのベース車種を見せてもらうときに、デザイナーも同行しました。そして日産らしさを出したい、スズキのデザインをベースに何ができるかを考えたときに、インスピレーション的にハイウェイスターの形だとかなりいけると思い、スケッチを描き始めました」

「OEMなので全て思い通りにはいきません。しかし、我々としてはこんなクルマにしたいからここまで変更したいなどと、スズキとやり取りをしています。スズキとの関係は初代モコからなのでもう8年くらいになりますから、我々の考えているところを理解してもらいながら、我々もスズキの都合を理解しながら、うまく関係は進めています」

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

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