トヨタ自動車の豊田章男社長は21日、東京モーターショー会場でプレスブリーフィングを行い、同社がハイブリッド車(HV)一辺倒でないことを強調した。
「トヨタは、お客様や社会から『100年後もこの世界にいてほしい』『必要だ』と言っていただけるよう、準備を着実に進めている」という。
例えば、『プリウス・プラグインHV』、小型電気自動車『FT-EV II』、燃料電池車『FCHV-adv』がそれに当たる。「私は将来、ガソリン車を含め、さまざまな動力源を持ったクルマが共存する社会が到来すると思っています。このうち、短い距離は電気自動車、長距離は燃料電池車という棲み分けになっていくと思います」と豊田社長。
そして、そのいずれの技術も、トヨタがこれまで培ってきたHVの電気利用技術が、ベース技術として大いに活かされるという。そんなことで、豊田社長は同社が他社よりの有利な立場にいると考えているようだ。