「LiFePO4」という最新規格のリチウムフェライトバッテリーをアピールするADIVA(アディバ)、ガソリンモデルでは3輪タイプの『A3Route』が登場。3月の東京モーターサイクルショーでは『AR3W 200』として出品されていた屋根付きスクーターだ。
ADIVA製品を数多く手がけるイタリアのデザインスタジオEXNOVOとコラボレーションして外観をリファインしている。エンジンは4ストローク単気筒171.2ccに決定。最高出力は11.8kW(約15.8ps)、最大トルクは15.3Nm(約1.5kgm)。重量は190kgとのこと。
フロント2輪タイプというとピアジオ『Mp3』シリーズが先駆者だ。ピアジオの前輪電子制御ロック機構に対し、「A3Route」は機械式となるため自立せず、停車時はスタンドが必要だ。これは故障リスクの低減と低価格化のメリットを重視したためとのこと。
今回未出展のピアジオは、来年にもMp3のハイブリッド版を投入する予定だ。ADIVAも対抗してA3RouteにLiFePO4システムを搭載すると面白いのだが。