【東京モーターショー09】タカラトミー、自社製品だけで幕張と鈴鹿を再現

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トミカの鈴鹿サーキット・全景
トミカの鈴鹿サーキット・全景 全 9 枚 拡大写真

タカラトミーは東京モーターショーにおいて本物の自動車メーカー並みの広いブースを獲得した。同社の『チョロQ』は今年で30周年、来年は『トミカ』が40周年を迎える。そこで、自動車ファンにもミニカーファンにも楽しめる展示となっている。

【画像全9枚】

圧巻は広大なトミカのジオラマだ。動力を持たないトミカを、ローラーゲートの回転力で走らせる仕掛け。コースの長さに合わせて複数のローラーゲートを設置し、長大な鈴鹿サーキットを再現している。ローラーゲート通過時はエキゾーストノートが再生される。このサーキットの隣には、道路や建物を配置したトミカタウンが形成されている。ジオラマ好きならずとも、いつまでも飽きない景色だ。

そのジオラマから続くように、トミカとチョロQの製品を展示。自動車メーカー別にショーケースに収められており、東京モーターショーを再現している。実車のミニチュア製品の多いトミカだが、モーターショーらしく「トミカ・ドリームモータース」と題してコンセプトカーも並べている。

誕生30周年を記念して、チョロQにもハイブリッド&エコ時代が到来した。「チョロQハイブリッド」なる商品は、同じボディをゼンマイタイプとリモコンタイプのシャーシに載せ替えて遊べる。「ecoトミカ」はタイヤの回転力で発電し、電池を使わずにヘッドライトを点灯できる。「ecoチョロQ」はゼンマイのチカラで発電してライトを点灯する。発電機はモーターと似た原理とはいえ、こんなに小さなボディに発電機能を持たせてしまうとはビックリだ。

21〜23日はイベントステージにて、元レースクイーンでA級ライセンスを持つタレント、原田まりるさんが来場。初代ミスチョロQに任命されて、「チョロQハイブリッド! 発売記念 学科・実技講習会」を開催した。このステージ横には「乗れるチョロQ」を展示。クルマ好きで知られる所ジョージ氏のコラボ企画だ。所ジョージ氏は「人が乗れる巨大チョロQ」の実用化を目指しているそうで、ゼンマイと坂道と重力でチョロQを走らせる超ECO都市計画「日本全国下り坂計画!」のジオラマも展示されていた。

ちなみにクルマではないが、同社のプラレールも今年で50周年。ブースの片隅にはプラレールの仕組みを利用した「ディズニーリゾートライン」のモノレールも走っていた。プラレールでいかにモノレールを再現するか……。ご存じない方はご覧あれ。チョロQ、トミカの販売コーナーもあり、大人からこどもまで楽しめるブースだ。

《杉山淳一》

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