東京モーターショーで数少ない海外出展メーカーがアルピナだ。
展示は5台中2台は、BMW『3シリーズ』をベースとした『BMW ALPINA D3 BiTurbo』で、リムジンと呼ばれるセダンボディのお値段は、アルピナとしては控えめの698万円。しかもターボ付きの2リットルディーゼルエンジンを搭載し、6速MTが選べるという通好みの仕様だ。
D3 BiTurboは今年5月の発売。スイッチトロニックと6速MTが選べるようになっている。最も手ごろなアルピナ車のひとつであると同時に、現時点でMTが選べる貴重なモデルで低燃費、CO2低排出といった特徴も備えている。また、今年はアルピナの輸入が累計で3000台を越え、ちょうど3000台めの記念すべきクルマがD3 BiTurboだという。
説明員によれば日本国内への輸入は限定150台で約半数は契約済み。MTも人気があるという。ディーゼルエンジンであるゆえに鈍重なイメージを受けるが、実際は214馬力と高出力で、最大トルクは『M3』よりも大きい45.9kg。軽快なドライビングが楽しめるという。
なお、ワゴンボディの「BMW ALPINA D3 BiTurbo Touring」も用意され価格は806万9000円。ただしMT仕様はない。BMWの不参加を残念に思っている人は、手ごろなアルピナをじっくり見てみるのも悪くない。