馬淵副大臣「公共交通機関を意識してない」…高速道路1000円

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馬淵国交副大臣(撮影=中島みなみ)
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高速道路の段階的無料化実現の可能性が高まるとともに、他の交通機関でも値下げの動きが始まった。

JR東海とJR西日本は、10月31日から年末年始にかけて、東海、山陽新幹線の割引を実施する。正規運賃より最大でグリーン車が27.7%、普通車指定席が23.1%安くなる。回数券購入でもほとんど割引がなかった東海道新幹線では、異例中の出来事だ。

JR2社が21日にこのことを発表すると、26日、今度は国土交通省は高速道路の年始5日間連続上限1000円の割引が実施の方針を打ち出した。高速料金の最終的な決定は、方針を受けた高速道路会社が判断するため、完全な決定事項ではないが、国交省の方針は国民からよほどの異論が出ない限り覆ることはない。さながら交通機関の値下げ競争が始まった感がある。

しかし、会見に臨んだ馬淵国交副大臣は「公共交通機関への影響については、現在検討中であり、この方針で公共交通機関への影響を判断したわけではない」と明言。

あくまでも物流と乗用車利用の渋滞が重なることを避けることが一義的な目的で、段階的無料化前の社会実験施策についても「検討中のことであり(年始の方針のような)視点が社会実験に影響を及ぼすかどうかは、また別の判断だ」とした。

《中島みなみ》

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