ホンダ、通期業績見通しを大幅に上方修正

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ホンダは27日、2010年3月期の連結業績予想を大幅に上方修正して発表した。営業利益は前期比0.2%増の1900億円、純利益は13.1%増の1550億円と7月時点の減益予想から一転し、いずれも増益になる。

為替変動(円高)が営業利益段階で2090億円の減益要因となるものの、経費削減による販売管理費の圧縮が3710億円の増益効果を生み出す。北米の中古車価格回復などによる金融事業の貢献も大きく、上期だけで同事業の営業利益は940億円に達した。

4輪車の世界販売は340万台を計画。国内やアジアが好調で、前期比の減少幅は3.3%に圧縮される。売上高は15.6%減の8兆4500億円を見込んでいる。

会見した近藤広一副社長は、上方修正について「経費を相当切り詰めたほか、金融部門の上ぶれが想定外に進んだ」と説明した。また「やるべきことはたくさんあるが、1ドル=90円レベルでも何とか2000億円近い利益を確保できるところまで来た」と評価した。

《池原照雄》

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