伊豆半島を南北に縦断する静岡県伊豆スカイラインの通行料金が、上限200円の大幅値下げとなる。今年11月1日から2011年3月31日までの17か月間。曜日に関係なく、毎日実施する。オートバイ、トラックを含む全車両が対象。
熱海峠ICから天城高原ICまで全線40.6kmの通常料金は、普通車960円、大型バス・貨物3870円だから、かなり思い切った値下げだ。伊豆スカイラインは、距離別料金制になっているため、通常料金が200円以上の区間が一律200円となる。通常料金が200円を下回る区間は、従来どおりの通常料金が適用される。
期間限定の通行料金値下げは、低迷する伊豆の観光利用促進と、国道135号線の渋滞緩和を目的とする。通常料金との減収分は、静岡県が「道路橋りょう新設改良費」として負担する。
運営する静岡県道路公社(村松靖則理事長)は、この値下げによって08年度通行台数の約1.4倍の増加を予測する。伊豆スカイラインの08年度の通行台数は、115万3779台。09年11月 - 10年3月は63万2131台、2010年度は164万4299台が目標。
県道路公社は、ほかにも観光道路を管理運営しているが、今のところ他の道路において通行料金値下げの予定はない。