スズキ3月通期業績予想、営業利益が300億円増

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スズキは2日、10年3月期の第2四半期累計業績と通期の修正予想を発表した。上期の業績が上ぶれしたため、通期の営業利益は400億円(前期比48%減)と、期首予想から300億円の上方修正とした。

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通期の4輪車世界販売は2%減の225万9000台を計画、このうち主力のインドは95万台程度を見込んでいる。売上高は期首予想から変更せず、2兆3000億円(23.5%減)を見込んでいる。また、純利益は100億円上方修正して150億円とした。

鈴木修社長兼会長は下期について「為替動向や各国の(新車購入への)インセンティブの息切れが懸念され、不透明な要素が多い」と指摘。このため、通期の上方修正については基本的に上期の利益をベースにし、下期は期首計画を据え置いて予想値を出したという。

第2四半期累計は、インドの需要回復などにより、4輪車の世界販売は7%減の110万5000台と落ち込みは小幅にとどめた。期首に収支トントンとしていた営業利益は47.5%減の318億4200万円を確保した。全社的な経費見直し活動で928億円の諸経費減を達成し、円高や販売減の影響を緩和した。純利益は63.4%減の125億1400万円だった。

《池原照雄》

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