VW ジェッタ にスポーツ仕様…ワンメークレースのイメージ

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ジェッタ TDIカップストリートエディション
ジェッタ TDIカップストリートエディション 全 1 枚 拡大写真

フォルクスワーゲンオブアメリカは4日、『ジェッタ』に「TDIカップストリートエディション」を設定した。米国で開催中のワンメークレース、「ジェッタTDIカップ」のマシンにヒントを得て、スポーティな性能を追求したモデルだ。

フォルクスワーゲンは2008年6月、米国へジェッタTDIを投入。エンジンはフォルクスワーゲン自慢のクリーンディーゼル、直噴2.0リットル直4ターボディーゼル「TDI」(140ps、32.6kgm)を搭載する。トランスミッションは6速MTとパドルシフト付き「DSG」だ。

高い環境性能は、ジェッタTDIのセールスポイント。米国EPA(環境保護局)燃費は、市街地が12.75km/リットル、高速が17.43km/リットル。排出ガス性能は全米50州のディーゼル規制に適合している。

また、フォルクスワーゲンは2008年から、ジェッタTDIのワンメークレース、「ジェッタTDIカップ」を米国で開催。クリーンディーゼル搭載のジェッタTDIが、毎回白熱したバトルを展開している。

今回発表されたTDIカップストリートエディションは、ジェッタTDIをベースに、ワンメークレースマシンのスポーツイメージを反映させたモデル。2008年11月のSEMAショーに出品されたコンセプトカーを市販化したものだ。

外観はTDIカップのマシンと共通イメージ。専用フロントバンパー、サイドスカート、リアアンダースポイラーが迫力を演出する。アルミホイールは18インチの「チャールストン」。オールシーズンタイヤを組み合わせる。

室内はレザー+ファブリックのスポーツシートを採用。革巻きのマルチファンクションステアリングホイールも装備された。

エンジンに変更はないが、足回りを強化。スポーツサスペンションとスタビライザーを組み込むとともに、赤いキャリパーが特徴の大容量ブレーキを導入する。

TDIカップストリートエディションは、2010年1月から全米のフォルクスワーゲン販売店に並べられる。価格は2万5000ドル(約226万円)から。クリーンディーゼル搭載車なので、1300ドル(約12万円)の優遇税制が適用される。

ジェッタの米国販売は、TDI効果で好調に推移。今年1-10月の累計販売台数は9万0237台で、前年同月比は8.8%増である。フォルクスワーゲンはTDIカップストリートエディションの投入で、2010年のジェッタの販売に弾みを付ける方針だ。

《森脇稔》

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