スバルオブアメリカは3日、10月の新車セールスの結果を公表した。総販売台数は1万8169台で、前年同月比は41%増と5か月連続のプラスを維持。10月単月としては、過去最高の販売台数を記録した。
車種別で見ると、乗用車系では新型レガシィが絶好調。5月に新型を投入した『アウトバック』(日本名:『レガシィアウトバック』)が、前年同月比175%増の6451台、『レガシィ』(日本名:『レガシィB4』)も112%増の3254台と2倍以上の売れ行き。しかし、『インプレッサ』は22%減の3049台にとどまった。
2009年1‐10月累計では、アウトバックが前年同期比8%増の4万0474台、レガシィが28%増の2万4552台、インプレッサが2%減の4万0409台だ。
ライトトラック(SUVなど)系では、『フォレスター』が前年同月比13%増の5169台をセールス。2009年1 - 10月累計でも、前年同期比33%増の6万5610台と好調だ。
一方、中型SUVの『トライベッカ』は前年同月比58%減の246台。2009年1 - 10月累計でも、前年同期比43%減の5545台と不振が続く。
スバルオブアメリカの1 - 10月累計販売台数は、前年同期比13%増の17万6590台。同社のティム・コルベック上級副社長は「アウトバック、レガシィ、フォレスターの3車種は、10月としては過去最高の販売記録となった」と喜びを表している。
スバルの10月米国新車販売は、対前年同月比41%増という高い伸び。この伸び率は、韓国メーカーのヒュンダイの48.9%増、キアの45.3%増に続くものだ。最近のスバルは、米国での存在感を大きく増している。