【SEMA 09】トヨタ イスト、今度は移動キッチン仕様が登場

自動車 ニューモデル モーターショー
トヨタ サイオンxD(日本名:トヨタイスト)Kogiモービルキッチン
トヨタ サイオンxD(日本名:トヨタイスト)Kogiモービルキッチン 全 7 枚 拡大写真

米国トヨタ販売は、3日にラスベガスで開幕したSEMAショーで、サイオン『xD』(日本名:トヨタ『イスト』)の移動キッチン仕様車、『Kogiモービルキッチン』を初公開した。ラリーバージョンに続いて、大胆なカスタムカーを提案する。

SEMAとはスペシャル・エクイップメント・マニュファクチャラー・アソシエーションの略で、米国のアフターパーツメーカーの統括組織。毎年11月に開催されるSEMAショーは、日本のオートサロン、ドイツのエッセンショーと並んで、世界3大チューニングカーショーに位置づけられる。

イストのKogiモービルキッチンは、調理機材や冷蔵庫などをコンパクトな車体に搭載。バーベキューなどを気軽に楽しめるようにしたカスタムカーだ。

小型ボディの中へ本格的な調理機材を積み込むため、さまざまなアイデアを導入。リアドアは外側に張り出すように大きく開き、左サイドに冷蔵庫とカッティングボード、右サイドに製氷機やシンク、浄水器を装備した。

圧巻はリアゲート。上下2分割タイプに改造され、下側のゲートを引き出すと、本格的なグリルレンジが出現する。テールランプの中にも趣向が凝らされ、左側に各種調理器具、右側に調味料を収納した。リアゲート上側のガラス部分はポップアップし、その奥にはアルパイン製のサブウーハーが埋め込まれる。

ボディカラーはオレンジで塗装。グリルやバンパー、ボンネット、サイドスカートはMVデザイン製パーツに交換する。室内はツートンのレザー&スウェード仕上げで、ボディカラーと同じオレンジのトリムが、アクセントとしてあしらわれた。

足回りはサスペンションをコニ、ブレーキをロトーラで強化。タイヤはニットー製でフロント235/35ZR19、リア235/45ZR19サイズを装着した。

イストの移動キッチンという意表を突いたコンセプト。ラリーバージョンとはひと味違う、ユニークな提案が込められたカスタムカーだ。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. スバル『フォレスター』に早くも「理想の姿」と話題の特別仕様、「最初から出してよ!」の声も
  2. 航続262kmの新型電動バイクが約10万円から、ビンファストが2モデル発表
  3. 歴代最強? 新型ポルシェ『カイエン』はこうなる! 最上級グレードは1000馬力超え
  4. 軽キャンピングカー最大級の空間、ダイハツ『アトレー』ベースで363万9000円から
  5. 今どき? ダウンサスが注目される理由とは…夏のカスタムHOW TOまとめ
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. リチウムイオン電池の寿命を2倍に、矢崎総業、バインダフリー電極材料を開発
  3. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. 湘南から走り出した車、フェアレディZやエルグランド…日産車体が量産終了へ
ランキングをもっと見る