【トヨタ マークX 新型発表】硬さと柔らかさの融合

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マークX新型
マークX新型 全 5 枚 拡大写真

新型トヨタ『マークX』のデザインワードは、ダイナミックな見応えを意味する“GLAMOROUS”(グラマラス)と、近代感や精度感を意味する“TECH”(テック)を合わせた“glam tech”。

この相反するテーマを織り込むのが非常に苦労した、とデザイン本部トヨタデザイン部グループ長、宇角直哉さんは話す。

では、それらが端的に表れているのはどこだろうか。「例えば、サイドウインドウ下の“Bキャラ”と呼ばれているフロントフェンダーからリアに向かって流れているキャラクターライン。このキャラクターラインの上と下とで陰影を付けているところです」。

他にも、「前後フェンダーフレアのプレスラインやドア下のキャラクターライン。ここは、リアドアの後端で外(下)に出すような形にしていて、リア周りに力感が集中するようにして、ボリュームが目立つように見せています」。ぱっと見たときのリア周りの量感、力感が引き立つという。

そして、ドアの上から下に向かう大らかな抑揚のある面使いなどを合わせる。柔らかく美しい面でFRの楽しさを表現するだけではなく、硬質な仕上げを加え、FRにさらにこだわっている演出にしたという。

最後に、「色々複雑な面構成をしているが、うるさく無いよう昇華させるのに苦労しました」と語った。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

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