【SEMA 09】トヨタのモトクロスバイク?…その中身

自動車 ニューモデル モーターショー
JGR/トヨタ・モトクロス・バイク・コンセプト
JGR/トヨタ・モトクロス・バイク・コンセプト 全 8 枚 拡大写真
SEMAショーのトヨタブースに出現したモトクロスバイク。クランクケースにまでトヨタのロゴが入っており、来場者も口々に「トヨタ製のバイク??」と囁き合っていたが、その真相を聞いてみると…

トヨタの出展リストには『JGR/トヨタ・モトクロス・バイク・コンセプト』と明記されてはいるが、ベースになっているのはヤマハ『YZR450』。トヨタ、ヤマハ、そしてJGR(ジョー・ギブス・レーシング)が中心となり、パーツメーカー等17社が結集して造り上げたのがこの究極のカスタムバイクというわけだ。

エンジン内部はコンロッドからフィルター類に至るまですべてレース用パーツが組み込まれた。フレームは軽量化と同時にポリッシュド加工が施され、カスタムビルドのカーボンファイバーのパネルと燃料タンク、チタンなども多様。

ブレーキディスクにはトヨタロゴのスロットが入る等々、専用のワンオフパーツが随所に組み込まれ、ディテールにまで拘りまくりつつ、的確な軽量化とショーモデルとしてのエキゾティックなルックスへの仕上げも怠りない。

トヨタがスポンサードしているジョー・ギブス・レーシングは、NASCARスプリントカップシリーズに『カムリ』で参戦中。ジョーの息子のコイ・ギブスはJGR内のモトクロスチームを取り仕切っており、トヨタと親密な関係のJGRとのコラボにより今回のプロジェクトが実現したというわけだ。北米でトヨタはスーパークロスのイベントスポンサーとしても活発に活動している。

説明してくれた関係者は「トヨタがスーパークロスやスタジアムレースをサポートしているのは周知のこと。会場ではトヨタの名前が見えないところはないくらいなのだから、デモンストレーションとしてトヨタロゴがふんだんに入ったバイクがあってもおかしくはないでしょう?」と破顔一笑。とはいえ、あくまでショーバイクなので実際にレースに参戦することはないが、これから全米各地のイベント会場でこのカスタムバイクを見ることができそうだ。

《ケニー中嶋》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ホンダ初のフルサイズ電動バイク『WN7』発表、航続130km…2026年欧州発売へ
  2. ヤマハの3輪スクーター『トリシティ』が進化! SNSでの注目は「デザイン」と「屋根が付くか」
  3. 「じゃじゃ馬っぽくていい」ホンダ『ヴェゼル RS』先行公開に早くも反響! デザインと性能に注目
  4. トヨタ『ライズ』がカラフルに変身!? フルーツがテーマ『ハバナ フルーティーポップ』、キャルズモーターが発売
  5. まずは街で最適解を出す! ダンパー減衰の基礎と“曲がる・止まる”が変わる実践チューニング~カスタムHOW TO~
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る