8日未明、山口県岩国市内の市道で、道路を横断していた女性が交差点を左折してきた軽乗用車にはねられた。女性は軽傷。クルマはそのまま逃走したが、警察は約20分後に39歳の男をひき逃げや飲酒運転の容疑で逮捕している。
山口県警・岩国署によると、事故が起きたのは8日の午前0時10分ごろ。岩国市今津町1丁目(N34.9.51.4/E132.13.20.3)付近の市道で、24歳の女性が道路を横断していたところ、交差点を左折してきた軽乗用車と接触した。
女性は転倒した際に頭部と足を打撲する軽傷を負ったが、クルマはそのまま逃走。警察では軽傷ひき逃げ事件として捜査を開始したところ、事故から約20分後に目撃情報に酷似したクルマを発見。運転していた男に職務質問を行った同署員は、男が酒臭いことに気づいてアルコール検知を実施。この結果、呼気1リットルあたり0.55ミリグラムの高濃度アルコール分を検出したことから、自動車運転過失傷害と道路交通法違反(ひき逃げ、酒気帯び運転)の容疑で逮捕している。
逮捕されたのは同市内に在住し、同市職員として勤務する39歳の男。飲酒運転については大筋で認めているが、ひき逃げについては否認しているようだ。警察では飲酒運転の発覚を恐れて逃走した可能性が高いとみて、厳しく追及する方針だ。