電気化学と積水化学が提携---合わせガラス中間膜の需要増

自動車 ビジネス 企業動向

電気化学工業と積水化学工業は、ポリビニルアルコール樹脂(PVA樹脂)の製造で提携、合弁会社を設立することで合意した。

積水化学は、自動車用途を中心とする合わせガラス用中間膜の需要増加に伴い、その原料となるPVA樹脂の安定確保を目的に、米国セラニーズ社からPVA樹脂事業を買収し、欧米に生産拠点を築いたが、アジアでも供給パートナーの拡大を検討してきた。電気化学はPVA樹脂事業を強化しており、今回、両社の利害が一致、PVA樹脂の製造を目的とした合弁会社を設立する。

新会社の資本金は10億円の予定で電気化学が51%、積水化学が49%出資する。社名は未定。

新会社は電気化学青海工場(新潟県)内の製造設備を譲り受け、2010年4月から製造して両社にPVA樹脂を供給する。

両社は新会社設立を機に、保有するPVA樹脂に関する技術を相互に活用し、製品競争力の向上を目指したコストダウンや新製品の共同開発など、発展的な協力関係の可能性も検討する。

《レスポンス編集部》

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