日本精工、ヒューマンアシストロボット向けセンサ技術を開発

自動車 ビジネス 企業動向

日本精工は、ヒューマンアシストロボット向けセンサ技術として「近接覚センサ技術」と「リアルタイム円錐走査センサ技術」の2種類のセンサ技術を開発した。

ヒューマンアシストロボットは、常に人間と近くで行動することが求められるため、高い安全性が要求される。同社は、不意の障害物に対する緊急回避を可能にするセンサ技術として電気通信大学・知能機械工学科の下条誠教授と「近接覚センサ技術」を共同開発した。

LED光を照射し、その反射光を受光することで、前方の対象物の有無や物体との距離を検出する素子を線状に多数配置し、対象物との距離とその中心位置をリアルタイムに取得する。ロボットの障害物回避用途として開発した。

また、進路の状態を把握するセンサ技術として電気通信大学・知能機械工学科の金森哉吏准教授と「リアルタイム円錐走査センサ技術」を共同開発した。これは距離センサを円錐形状に走査し、対象物までの距離と走査角度から対象面の位置と姿勢を算出する。ロボットの安全な移動のために役立つ技術だ。

同社は「2009国際ロボット展」にこれらの新技術を出展し、両センサ技術の活用を提案する。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. トヨタ『ヤリスクロス』と『カローラクロス』の約10万台にリコール…パノラミックビューで映像が確認できない
  2. 【スバル フォレスター 新型試乗】日本車の目覚しい進歩に舌を巻く…中村孝仁
  3. トヨタ『ライズ』、5色のカラフルなフルーツテーマで登場…土曜ニュースランキング
  4. 新車でも中古車でもない“第3の選択肢” ガリバー発の新ブランド「リメイクカーズ」誕生
  5. 【ヤマハ YZF-R25 試乗】街では優しく、峠では刺激的。熟成された250ccスポーツの「二面性」…伊丹孝裕
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る