日本精工、ヒューマンアシストロボット向けセンサ技術を開発

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日本精工は、ヒューマンアシストロボット向けセンサ技術として「近接覚センサ技術」と「リアルタイム円錐走査センサ技術」の2種類のセンサ技術を開発した。

ヒューマンアシストロボットは、常に人間と近くで行動することが求められるため、高い安全性が要求される。同社は、不意の障害物に対する緊急回避を可能にするセンサ技術として電気通信大学・知能機械工学科の下条誠教授と「近接覚センサ技術」を共同開発した。

LED光を照射し、その反射光を受光することで、前方の対象物の有無や物体との距離を検出する素子を線状に多数配置し、対象物との距離とその中心位置をリアルタイムに取得する。ロボットの障害物回避用途として開発した。

また、進路の状態を把握するセンサ技術として電気通信大学・知能機械工学科の金森哉吏准教授と「リアルタイム円錐走査センサ技術」を共同開発した。これは距離センサを円錐形状に走査し、対象物までの距離と走査角度から対象面の位置と姿勢を算出する。ロボットの安全な移動のために役立つ技術だ。

同社は「2009国際ロボット展」にこれらの新技術を出展し、両センサ技術の活用を提案する。

《レスポンス編集部》

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