耐震装置付き高所作業車を配備---東北電力

自動車 ビジネス 企業動向
耐震装置付き高所作業車
耐震装置付き高所作業車 全 1 枚 拡大写真

東北電力は、大規模な地震などの自然災害に備え、余震が懸念される環境下での作業安全性の確保などを目的にアイチコーポレーションと共同開発した「耐震装置付き高所作業車」を今年度末までに全営業所、合計134台を導入する。

高所作業車は、作業員が乗り込む「バケット」を、「ブーム」や「ターンテーブル」という装置の伸縮や回転により、車両の高さ方向に約15メートル、横方向に約11メートルまで自由自在に移動可能。しかし、高所作業中に地震が発生した場合、車の揺動により安定性が損なわれる懸念がある。

東北電力は、高所作業車で作業する作業員の安全確保、車の転倒・破損を防止するため、耐震対策を施した高所作業車をアイチと開発した。耐震装置付き高所作業車はスイッチの切替えひとつで「バケット」の移動範囲を自動的に震度6強でも転倒しないレベルの最大許容値の80%以内に制限する「作業範囲規制システム」を搭載する。

また、車両の安定を確保するために使用する「ジャッキ」とその下に敷く「ジャッキベース」について、地震の揺れによって外れることのないよう「一体型ジャッキベース」を採用する。作業員に対して、大きな揺れが来る前に警報を発報し、いち早く危険を知らせる「地震感知器」も搭載する。

耐震装置付き高所作業車の導入で、災害の早期復旧が図れるとしいる。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ようやくですか! 新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』日本仕様初公開へ…土曜ニュースランキング
  2. トヨタ『ランドクルーザー300』初のハイブリッド登場!実現した「新時代のオフロード性能」とは
  3. 【マツダ CX-60 XD SP 新型試乗】やっぱり素のディーゼルが一番…中村孝仁
  4. 朝までこの恐怖に耐えられるか?…三和交通タクシーでいく心霊スポットツアー2025【夏休み】
  5. セリカに次ぐ「リフトバック」採用のカローラは、50年経ってもスタイリッシュ【懐かしのカーカタログ】
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  2. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  3. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  4. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  5. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
ランキングをもっと見る