24日オープンとなる日本ミシュランタイヤによる国内初のメーカー直営タイヤECショップとなる「MICHELIN Store(ミシュランストア)」とは、どんなサイトになるのだろうか。発表会から日本ミシュランタイヤ経営企画部担当部長、柏崎太郎氏の話をまとめてみた。
日本ミシュランタイヤとして初のB2Cビジネスとなるミシュランストアだが、柏崎氏によれば、タイヤ単体の販売ではなく交換からメンテナンスなどトータルサービスを提供するサービスにするという。このトータルサービスには、自社製品を目的やニーズに合った最適なタイヤの選択と装着を提供することも含まれる。
具体的なサービスの内容だが、まず取り扱い製品は同社ブランドの約400アイテム(夏、冬タイヤ)となっている。これらを4つのアプローチでタイヤ選びができるようなサイトだそうだ。自分の車種はわかるが、タイヤのサイズや種類などはあまり詳しくないという場合は、車のメーカーや車種、グレードといった項目から適合タイヤを検索する。タイヤサイズを指定して購入したい場合は、サイズから該当する商品を検索できる。偏平率やリム径にこだわりたい人はこの選択になるだろう。
省エネタイヤなど銘柄から選択できるメニューも用意されている。最後は、「スポーツ走行」「乗り心地」「環境性能」「スタッドレス」などといった目的、走りに応じた検索だ。
実際に注文する場合は、最寄りの装着店舗を地図などの併用で検索し、装着希望日を選択する。注文したタイヤは装着店舗に届くので、指定した日に取り付けにいく。代金はネット上の決済となる。店舗の様子や作業ピットなどもサイトの写真で確認でき、ユーザーレビューの機能も用意される。
そして、トータルサービスの部分では、購入後1年の無料メンテナンスとして、空気圧チェックなどの安全点検サービス(回数制限なし)とバランス調整やローテーションなど(1回のみ)が受けられる。またネット決済の利便性を生かすため、Yahoo!ポイント、Edyギフト、QUOカードなどによるポイント還元や次回購入の割引特典などもあるそうだ。
サービス開始当初は、東京、大阪、福岡、札幌、新潟、岡山の6地区のおよそ50店舗のパートナーショップからスタートするが、2010年6月までにはこれを全国規模に拡大する予定だ。
タイヤ交換となると、通常は1台分4本セットとなる。金額も数万円から10万円以上と比較的高価な買い物となるだろう。その場合のポイント還元率によっては魅力的なサービスになるかもしれない。