いすゞ自動車は26日、路線バス『エルガ』、日野ブランドの『ブルーリボンII』などバス計6車種の制動装置に不具合があるとして、国土交通省にリコール(改修・無償修理)を届け出た。
対象となるのは、2003年10月3日 - 07年8月29日に製作された2146台。
ブレーキ配管の洗浄が不適切なため、ブレーキ液に混入した異物により、倍力装置(エアマスター)からブレーキ液が漏れ、坂道発進補助装置とABSモジュレータのゴム部品が侵され、ブレーキが解除できなくなるおそれがある。
全車両、エアマスターの交換履歴を確認し、交換されていない車両についてはエアマスター、HSAバルブ、ABSモジュレータを点検し、ブレーキ液が漏れているものは新品と交換するとともに、エア配管を洗浄する。
不具合発生件数は22件で、市場からの情報で発見した。事故は起きていない。