フォード、新型ポリスカーを2011年発売

自動車 ニューモデル 新型車
2007年に発表したインターセプターコンセプト
2007年に発表したインターセプターコンセプト 全 6 枚 拡大写真

フォードモーターは、2010年後半に生産を終了するフォード『クラウンビクトリア』の後継となるパトカーを開発していることを明らかにした。

フォードは米国においてフルサイズセダン、クラウンビクトリアを、年間4万5000台から6万台、警察へ納入。ポリスカー市場で7割近いシェアを握る。しかし、同車は基本設計の古さが否めず、ライバルのGMが2009年10月、新型ポリスカーの『カプリス』を発表したこともあり、新型車の開発計画を公表した。

新型ポリスカーの写真など、詳細は明らかにされていないが、フォードによると、2008年夏から開発を開始しており、現行クラウンビクトリアよりも信頼性、安全性、走行性能をアップさせつつ、環境性能にも配慮したパトカーになるという。また、ランニングコストの削減にも重点が置かれる。

米国のポリスカーといえば、フルサイズのFRセダンというのが常識。この条件に見合うモデルを世界中から探すと、オーストラリアフォードが販売する『ファルコン』がベースになるとの説が有力だ。

スタイリングに関しては、フォードが2007年1月のデトロイトモーターショーで披露した『インターセプターコンセプト』風になるとの噂。このコンセプトカーは『マスタング』のプラットフォームを基本に設計。1960年代のフォード車が持つマッスルな雰囲気を現代流にアレンジしたスタイルは、ポリスカーにぴったりかもしれない。

フォードは新型ポリスカーの生産を2010年後半から開始し、2011年に発売する計画。これで、GMのシボレーカプリス、カーボンモーターズの『E7』と、新型ポリスカー3台が出そろうことになった。米国の警察関係者も、久々に選択に悩みそうなポリスカー受注競争。いったいフォードは、どんな新型車でライバルに対抗するのか!?

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. BEVを2年間所有した、“リアルな”ランニングコストを大公開
  2. ベントレーの超高級住宅、最上階は「55億円」 クルマで61階の自宅まで
  3. メルセデスベンツの万能車『ウニモグ』がキャンピングカーに! 数日間の自給自足が可能
  4. 【ダイハツ ムーヴ 新型】「ポッキー入れ」にイルミネーション、軽自動車でも質感を“あきらめさせない”インテリアとは
  5. 日産の新型セダン『N7』、発売50日で受注2万台を突破
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  3. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  4. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  5. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
ランキングをもっと見る