VW、米国新車販売は5か月連続プラス…11月実績

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ジェッタ TDI
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フォルクスワーゲンオブアメリカは1日、11月の新車販売の結果を明らかにした。それによると、総販売台数は1万6250台で、前年同月比は13.7%増(季節調整済み)。5か月連続で前年実績を上回った。

クリーンディーゼル「TDI」搭載車の販売が、引き続き好調。TDIの主力モデルが『ジェッタTDI』で、2008年6月に米国市場へ投入された。ボディはセダンとワゴンの2種類があり、エンジンはフォルクスワーゲン自慢の直噴2.0リットル直4ターボディーゼル「TDI」(140ps、32.6kgm)を搭載する。

高い環境性能がジェッタTDIの売りで、米国EPA(環境保護局)燃費は、市街地が12.75km/リットル、高速が17.43km/リットル。排出ガス性能は全米50州のディーゼル規制を満たしている。

ジェッタTDIは、現地価格2万2270ドル(約200万円)からという戦略的設定の効果もあり、米国では発売以来、大人気。11月のTDIを含めたジェッタの総販売台数は、セダンが6012台で前年同月比は13.2%増、ワゴンは1945台で67.7%増。トータルでは22.9%増の7957台を販売した。今年1-11月累計では、前年同期比9.8%増の9万8194台という結果だ。

『パサートCC』も人気の1台。11月は単月としては過去最高の3187台を販売し、前年同月比307.5%増と驚異的な伸びを見せた。今年1‐11月累計でも2万0723台と売れている。

SUV系も堅調。『トゥアレグ』は前年同月比14.3%増の400台、『ティグアン』は18.1%増の1301台を販売している。

フォルクスワーゲンは米国向けのジェッタ、トゥアレグ、『ゴルフ』にTDIを設定。11月はTDIの3車種合計で3667台を販売した。これは全販売台数の約25%に当たる。

フォルクスワーゲンオブアメリカのマーク・バーンズCOOは、「TDIの販売が好調な事実からは、米国の顧客が燃費志向を強めているのがわかる」と、今後もTDI車の販売を強化する意向を示している。

《森脇稔》

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