東京電力は、「豪州ウィートストーンLNGプロジェクト」からのLNG購入、プロジェクトへの参画についてシェブロン・オーストラリア社、シェブロンTAPL社と基本合意したことを明らかにした。今回の契約で東電は最大で年間410万tのLNG調達を見込む。
プロジェクトは、開発権益を保有する売主2社の親会社であるシェブロン社が昨年3月に開発計画を公表した西豪州北西部沖合鉱区の海底ガス田から産出される天然ガスを西豪州アシュバートン・ノースに建設を予定するプラントで精製・液化し販売するLNGプロジェクト。
2016年度から2018年度に運転を開始し、最大で年間860万tの生産を見込んでいる。
東電はシェブロン社に対し、LNG購入に加え、事業パートナーとしての参画について打診、検討・協議してきた結果、LNG購入とあわせ、プロジェクトのガス田が立地する沖合鉱区のうち、同社が保有する鉱区開発権益の15%を東電が取得することの基本条件について合意した。
東電はプロジェクト全体の11.25%に参画することとなり、購入分として年間約310万t、自社権益からの取得として年間約100万tの合計410万tのLNGを取得できる見込み。