シュワちゃん、eトロンにご満悦

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アーノルド・シュワルツェネッガー知事とeトロン
アーノルド・シュワルツェネッガー知事とeトロン 全 10 枚 拡大写真

カリフォルニア州のアーノルド・シュワルツェネッガー知事は4日、ロサンゼルスモーターショーの会場を訪れ、アウディのEVコンセプトスポーツカー、『eトロン』を視察した。

eトロンは、9月のフランクフルトモーターショーで初公開。『R8』をベースに開発され、超1級の動力性能をゼロエミッションで実現するEVスポーツカーである。その前後アクスルには2個ずつ、合計4個のモーターを搭載。トータルの最大出力は313psだが、その最大トルクは459kgmという驚異的な数値を達成している。

2次電池は蓄電容量42.4kWhのリチウムイオンバッテリー。ベース車両のR8同様に、ASF(アウディ・スペース・フレーム)シャシーにアルミ&カーボン複合素材のボディを載せたeトロンは車重1600kgで、前後重量配分は42対58と理想的なバランスが追求された。

459kgmのトルクはフルタイム4WDの「クワトロ」を介して4輪に伝達され、0 ‐ 100km/h加速4.8秒、最高速200km/h(リミッター作動)の卓越したパフォーマンスを実現。最大航続距離248kmの実用性も兼ね備える。

充電は家庭用の230Vコンセントで約6 - 8時間。400Vの急速チャージャーを利用すれば、約2.5時間で完了する。アウディは、このeトロンの考え方を反映させたEVスポーツカーを、2012年末までに市販する計画だ。

シュワルツェネッガー知事は4日、ロサンゼルスモーターショーのアウディブースを視察。アウディのペーター・シュヴァルツェンバウアー取締役の説明に興味津々のシュワ知事、さっそくeトロンを入念にチェックしていた。

カリフォルニア州は米国内で最も環境意識の高いエリア。大の車好きとして知られるシュワ知事も、アウディのEVスポーツが気に入った様子だ。

《森脇稔》

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