【ロサンゼルスモーターショー09】ヒュンダイ、ツーソンの米国仕様を公開

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ヒュンダイ ツーソン
ヒュンダイ ツーソン 全 7 枚 拡大写真

ヒュンダイは3日、ロサンゼルスモーターショーにおいて、米国仕様の『ツーソン』を公開した。ツーソンはヒュンダイの小型SUVの大ヒットモデル。米国ではトヨタ『RAV4』、日産『ローグ』、ホンダ『CR-V』、スバル『フォレスター』、フォード『エスケープ』などと競合する。

現行ツーソンは2004年にデビュー。世界累計販売は100万台を超えるヒット作だ。ヒュンダイは2009年8月、韓国において新型『ツーソンix』を発表。9月のフランクフルトモーターショーでは、その欧州仕様の『ix35』を披露した。今回、ロサンゼルスで発表した米国仕様は、「ツーソン」を名乗る。

新型のデザインは、ドイツ・リュッセルハイムにあるヒュンダイのデザイン部門が担当。ボリューム感を持たせたフェンダーやV字形に絞り込んだボンネットが、アグレッシブな雰囲気だ。ボディサイズは全長4400×全幅1820×全高1655mm、ホイールベース2640mm。室内は大人5名が乗れるゆとりの空間を確保した。

米国仕様のエンジンは、韓国や欧州の2.0リットルではなく2.4リットル直4を搭載。最大出力176ps、最大トルク23.2kgmを引き出す。パワーは先代よりも約26%向上した。駆動方式はFFと4WDを設定する。

トランスミッションは6速MTと6速AT「シフトロニック」。先代比で約30kg軽量化した効果もあり、米国EPA(環境保護局)予想燃費は、市街地9.78km/リットル、高速13.18km/リットルと、先代よりも約20%改善した。排出ガス性能は、米国のPZEV(パーシャル・ゼロ・エミッション・ビークル)基準に適合。遅れて、2.0リットル直4を積む「ブルー」グレードが追加予定だ。

安全面では、6エアバッグ、VDC、DBC(ダウンヒル・ブレーキ・コントロール)、HAC(ヒルスタート・アシスト・コントロール)などを標準装備した。

新型ツーソンは、12月後半から米国で販売開始。ヒュンダイは「新型はライバルに対する燃費の良さや取り回し性能の高さが売りとなる」とアピールしている。

《森脇稔》

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