ベタープレイスは、18日までデンマークのコペンハーゲン市で開催されている第15回国連気候変動枠組み条約国会議(COP15)に参加している。EV充電と電気網を管理するユビキタス・インフラの整備によるEV普及を目指し、気候変動に対するEVでのソリューションの認識を普及させることがねらい。
ベタープレイスは、米国カリフォルニアを中心に、イスラエル、デンマーク、オーストラリア、日本でEV普及とエネルギー使用の最適化に向けたインテリジェント・インフラ・ネットワークの構築を進めている。日本では2010年よりバッテリー交換式タクシーの運用を日本交通と共同で開始する。
今回のCOP15で同社はルノーと協力し、充電技術やEV展示を実施。フランクフルトショーで初公開された共同開発のバッテリー交換式EV『フルエンスZE』の試乗も開催している。両社は2011年よりデンマークとイスラエルで大規模なEV投入を計画しており、持続可能な交通手段としてのEV、蓄電装置としてのEVによる再生エネルギーの有効活用などについてアピールする。
COP15会議場となるベラ・センター前ではベタープレイス製充電スポットを設置、ルノーほか様々なメーカーのEVへの充電を実演する。このデモンストレーションは18日まで開催し、期間中は充電されたEVによる報道関係者の送迎も実施する。