古河電工、日光事業所に圧延機と連続焼鈍炉を新設

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古河電気工業は、伸銅品を製造・販売する金属カンパニーが主力の日光事業所に圧延機と連続焼鈍炉を新設した。総投資額は80億円。

今回新設した圧延機は、薄肉高強度材の圧延に適した12段圧延機で、自動板厚制御技術により業界最高となる板厚精度を実現するとしている。さらに、圧延板形状に関しても全自動高精度形状制御を導入し、要求の高まっている高精度材を提供する。

また、新設した連続焼鈍炉は、業界初となる最高温度1000度の薄物対応連続焼鈍炉で、高い熱処理温度を必要とする高強度材の製造・開発力を強化する。特に、高温での熱処理では、材料が薄くなるほど板形状が悪化し製品化が困難となるが、独自の形状制御技術を開発することで、安定した板形状が得られ、曲げ加工性に優れた材料を供給できる。

また、製造工程でも従来はリードフレーム用材料とコネクター用材料を同一設備で製造していたが、今回の設備導入により専用ライン化することで、それぞれの要求に応じた品質の作り込みとリードタイム短縮も図れる。

同社では12月以降、ユーザー・特約店へ順次紹介し、評価試験などを経て、2010年4月から本格稼働する予定。

《レスポンス編集部》

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