テスラモータースは17日から、テスラ『ロードスター』を使った米国横断ツアーを開始する。16名の社員が交代で運転を担当し、ロサンゼルスからデトロイトまでの約4345kmを、23日間かけて走破する。
テスラ・ロードスターは2006年7月に初公開。米国シリコンバレーに本社を置くテスラモータース(2003年設立)が、ロータス『エリーゼ』をベースに開発したスポーツカーで、最大の特徴は電気モーターのみで走行するEVという点だ。
また同社は2009年1月、ロードスターに「スポーツ」を追加。モーターの性能アップにより、0-96km/h加速3.7秒を実現。EVスポーツカーのパイオニアとして、その性能に磨きをかけた。1回の充電で、最大392kmを走行可能。米国での価格は12万8500ドル(約1140万円)からだ。
今回、同社はこのスポーツグレードを使用して、米国横断ツアー「ロードスター・ロードトリップ」を企画。16名の社員が交代でステアリングホイールを握り、ロサンゼルスからデトロイトまでの約4345kmを、23日間かけて走破する。途中、14回の充電が予定されている。
出発は12月17日で、ゴールは2010年1月8日。1月11日に開幕するデトロイトモーターショーに間に合うような日程が組まれた。ツアーの様子は、「Twitter」や「Facebook」で随時報告。同社は「ツアーを通して、ロードスターの耐久性や信頼性を実証する」とアピールしている。
日本EVクラブは2009年11月17日、ダイハツ『ミラ』ベースのEVを使用して、東京から大阪までの555.6kmを無充電で走破。テスラ・ロードスターが10月に打ち立てた501kmのギネス記録を更新した。今回、テスラがこの記録にチャレンジするのかも、気になるところだ。