【ホンダ アクティトラック 新型発表】真の実用主義で作る日本一の働き者

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ホンダは『アクティ・トラック』を10年ぶりにフルモデルチェンジを行った。

本田技術研究所、四輪R&Dセンター、開発責任者の藤永政夫さんは、軽トラック市場について、「現在19万台と、ピークであった47万台(1989年)と比較し半分以下の市場となっています。これは農業人口の減少が要因のひとつと考えます。そして、アクティの占有率はピーク時は7万4000台(20%)が近年では1万3000台(7%)と苦戦しているのです」と現状を分析する。

そして、そのユーザー層は「農家が50%、そのほか小売サービス業、建設設備業(大工さんや配管工さんなど)で、年齢は50代以上が7割。高齢化が進んでいるのが実態です」という。

また、アクティ・トラックのユーザー調査の結果では、「走行性能に関する満足度は高いが、運転席の広さや小回りの良さが他車と比較し満足度が低い結果となっています」といい、今回の開発の狙いを「満足度の高い走行性能をさらに磨きながら、不満のあるところをより使いやすく運転する人にやさしいクルマにしました」と話す。

そこで、今回のコンセプトは「トラックとしての機能及び毎日使う道具としてのやさしさ、それとアクティの強さの強化。これらを“真の実用主義で作る日本一の働き者”がコンセプト」であるという。「日本一の働き者というのはまず、使う人達が日本一の働き者と思っている人たちに使ってほしいことと、日本一の働き者の軽トラックにしたいという思いです」と語った。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

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