損保決算、減収でも大幅増益 自賠責保険料率引き下げの影響で

自動車 ビジネス 企業動向

日本損害保険協会はこのほど、協会加盟会社27社の2009年9月中間期決算概況を発表した。それによると、正味収入保険料は自動車損害賠償責任保険の料率引き下げの影響などで、前年同期比4.8%減収の3兆5109億円となった。

保険種目別に見ると、自動車が同1.4%減の1兆7157億円、火災が同3.0%減の4959億円、海上・運送が同23.9%減の1135億円、傷害が同1.7%減の3422億円、自動車損害賠償責任が18.8%減の4026億円。

一方、正味支払保険金は、台風などの自然災害の影響が少なかったものの、新種保険において過年度発生した事業の保険金の支払いがあり、同0.3%増の2兆1404億円だった。しかし、営業および一般管理費のコスト削減や保険引受利益の増加によって、経常利益は同154.9%増の2748億円となり、純利益も同82.1%増の1892億円と大幅な増益になった。

《山田清志》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. トヨタ『ランドクルーザー300』初のハイブリッド登場!実現した「新時代のオフロード性能」とは
  2. ようやくですか! 新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』日本仕様初公開へ…土曜ニュースランキング
  3. 【ダイハツ ムーヴ 新型】スライドドア採用にカスタム廃止、大胆進化のムーヴ「四角く見せたくなかった」動きのデザインとは
  4. 【マツダ CX-60 XD SP 新型試乗】やっぱり素のディーゼルが一番…中村孝仁
  5. 「内装は100点満点」フランス生まれの新型プレミアムハッチ『DS N°4』にSNS注目!「いい、凄くいい」の声
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  2. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  3. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  4. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  5. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
ランキングをもっと見る