死亡事故を起こしたことを悲観し、一家心中

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16日朝、栃木県鹿沼市内にある墓地の敷地内でクルマが炎上しているのを関係者が発見。警察に通報した。クルマの周囲で3人の焼死体が発見された。クルマの所有者は数日前に交通死亡事故を起こしており、これを悲観して一家心中を図ったとみられる。

栃木県警・鹿沼署によると、警察が事件発生を認知したのは16日の午前7時20分ごろ。鹿沼市笹原田(N36.35.23.0/E139.43.10.4)付近にある市営墓地を訪れた石材会社の社員が、駐車場で炎上している軽ワゴン車を発見。警察に届け出た。

同署員が現場に到着した際にはクルマはすでに全焼しており、運転席と助手席から2人の、車外で1人の焼死体が発見された。その後の調べで、炎上したクルマを所有するのは同市内に在住する68歳の男性と判明した。

この男性は今月12日の午後8時20分ごろ、鹿沼市麻苧町(N36.33.37.2/E139.44.51.7)付近の県道で軽トラックを運転中、横断歩道を渡っていた66歳の男性に衝突する事故を起こしていた。警察は男性を自動車運転過失傷害の現行犯で逮捕。その後に被害男性が死亡したため、容疑を同致死に切り替えて調べを進めたが、逃走の恐れはないと判断されて14日に釈放されていた。

警察が男性宅を訪問したところ、「死んで償います」などと書かれた遺書とみられる親族宛ての手紙が発見されたという。警察では事故を起こしたことを悲観し、男性が一家心中を図ったものとみているが、発見された遺体はいずれも損傷は激しく、身元特定は困難な状況となっている。

《石田真一》

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