トヨタ、VW車のディストリビューター契約を終了

自動車 ビジネス 国内マーケット
トヨタはVWとの提携を解消する(写真はトヨタ本社)
トヨタはVWとの提携を解消する(写真はトヨタ本社) 全 3 枚 拡大写真

トヨタとフォルクスワーゲングループジャパン(VGJ)は22日、2010年12月末をもって日本でのフォルクスワーゲンビジネスに関するディストリビューター契約を終了することで合意したと発表した。これにより、トヨタ系フォルクスワーゲン正規ディーラー「DUO」各店は、VGJとの直接契約に移行する。

トヨタは「今回の決定は、昨年秋の経済危機以降、フォルクスワーゲンAGがグローバルな販売体制を見直すにあたり、VGJと全販売店との間で直接契約を結びたいとの申し入れがあり、協議の結果合意に至ったもの」としている。

現在、日本国内のフォルクスワーゲン販売店ネットワークは、国内インポーターとしては最大となる全国250店舗を展開。VGJ、VWAGとトヨタは、1991年7月にディストリビューター契約を行い、翌1992年からトヨタによるDUO事業をスタートし現在では、全国88社、134店舗までネットワークを拡大。2008年は、国内でのフォルクスワーゲン車の販売台数4万5522台のうち2万1774台をDUO店で販売した。

なお、新体制に移行してもDUO店は存続。これまでの顧客に対してのサービス・販売は変わらず続けて行く、としている。

フォルクスワーゲンは今月9日にスズキとの提携を発表。2018年に販売台数を1000万台にする構想を掲げ、世界トップとなったトヨタを追撃する姿勢を見せており、それに対するトヨタの動向が注目されていた。

《宮崎壮人》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. BEVを2年間所有した、“リアルな”ランニングコストを大公開
  2. メルセデスベンツの万能車『ウニモグ』がキャンピングカーに! 数日間の自給自足が可能
  3. アルファロメオの新型コンパクトSUV『ジュニア』日本発売、ハイブリッド車が420万円から
  4. メルセデスの名車「190E エボ2」が復刻! 限定100台の「HWA EVO」にハンコック純正装着
  5. ベントレーの超高級住宅、最上階は「55億円」 クルマで61階の自宅まで
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  3. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  4. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  5. コンチネンタル、EVモーター用の新センサー技術開発…精密な温度測定可能に
ランキングをもっと見る