日本自動車工業会は24日、2010年(暦年)の国内新車需要見通しを発表した。国内景気の緩やかな回復やエコカー減税などの需要喚起策により、4輪車は09年の見込み比で4.1%増の479万8400台とした。04年以来6年ぶりのプラスとなる。
このうち、登録車は6.7%増の311万6400台、軽自動車は0.6%減の168万2000台としている。今年の4輪車需要は08年実績比9.3%減の461万1500台となる見込みで、5年連続して減少する。内訳は登録車が9.1%の291万9500台、軽自動車は9.5%減の169万2000台。
自工会は同日、09年度の需要見通しについても今年3月時点の数値を修正して発表した。4輪車の合計は08年度比3.4%増の485万9200台と、4年ぶりにプラスとなる。3月時点ではエコカー補助金の効果を反映していなかったため、約430万台を見込んでいた。