メルセデスベンツ Eクラスリムジン 開発へ…中国専用

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Eクラスリムジンの確定ドローイング
Eクラスリムジンの確定ドローイング 全 5 枚 拡大写真

ダイムラーは11日、2010年の半ばにメルセデスベンツ『Eクラス』のロングホイールベース仕様車を、中国市場へ投入すると発表した。

これはメルセデスベンツ乗用車部門の販売&マーケティング担当副社長、Joachim Schmidt氏が明らかにしたもの。Eクラスのロングバージョンは中国市場向けに専用開発され、好調な現地セールスをさらに引き上げる役割を担うという。

すでに中国では、アウディが『A6』ベースの『A6L』、『A4』ベースの『A4L』という2つのロングホイールベース車を投入し、好評を博している。また、ボルボも2009年3月、『S80』ベースの『S80L』を中国で発売。世界的にリムジンといえば大型車が主流だが、中国ではミドルクラスのリムジンが人気を集める傾向が強い。

ダイムラーは、メルセデスベンツ『Sクラス』ベースのリムジン、そして『マイバッハ』という2大リムジンを用意しているが、中国専用車として、Eクラスにリムジンを設定することを決断した。

実車の写真は公表されていないが、すでにダイムラーはEクラスリムジンの意匠登録を済ませたといわれる。その確定ドローイングが図版で、片側に3つ、合計6ドアを持つ堂々のリムジンボディが与えられているのが見て取れる。ホイールベースは大幅に延長されているようだ。

メルセデスベンツEクラスにリムジンが正式ラインナップされるのは、旧『ミディアムクラス』(W124型)以来、約20年ぶり。日本にも1989年と1991年、『260E』のリムジンが正規輸入された過去がある。この260Eも6ドア、8名乗りのリムジンだった。

しかし時代は変わり、Eクラスリムジンは中国専用車として、2010年の半ばに復活する。2009年の新車販売において、米国を抜き世界最大市場に躍り出た中国。その勢いを象徴する出来事といえそうだ。

《森脇稔》

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