米国新車販売、車種別ナンバーワンはフォード Fシリーズ…2009年実績

自動車 ビジネス 海外マーケット
フォードFシリーズ
フォードFシリーズ 全 10 枚 拡大写真

2009年の米国新車販売は、前年比21.2%減の1042万9528台にとどまった。4年連続での前年実績割れであり、1982年の1032万台以来、27年ぶりという低水準だ。そんな中、車種別販売ランキングのベスト10が明らかになった。

【画像全10枚】

このランキングは、各社が発表した台数を元に構成。乗用車とライトトラック(SUV/ピックアップトラック/ミニバン)をひとつのランキングにまとめた。

結果は以下の通り。( )内は対前年比
1位:フォードFシリーズ 41万3625台(19.8%減)
2位:トヨタ・カムリ 35万6824台(18.3%減)
3位:シボレー・シルバラード 31万6544台(32%減)
4位:トヨタ・カローラ 29万6874台(15.4%減)
5位:ホンダ・アコード 29万0056台(22.2%減)
6位:ホンダ・シビック 25万9722台(23.5%減)
7位:日産アルティマ 20万3568台(24.5%減)
8位:ホンダCR-V 19万1214台(3.1%減)
9位:フォード・フュージョン 18万0671台(22.4%増)
10位:ダッジ・ラム 17万7268台(27.9%減)

フォードのピックアップトラック、『Fシリーズ』は24年連続のナンバーワン。しかし、前年比は19.8%減と大きく販売台数を落としており、ナンバーワンの座は安泰でなくなってきた。

一方、トヨタ『カムリ』は2割近くセールスが減少したが、2008年の3位から2位へ上昇。ベスト10中、日本車は6車種を占めた。ホンダ『CR-V』は前年比3.1%減とマイナス幅を最小限に抑え、2008年の10位から8位へ順位を上げた。

注目すべきは9位のフォード『フュージョン』。他車が軒並み2割近く販売台数を減らす中で、前年比22.4%増の18万0671台と躍進した。燃費性能に優れるハイブリッドを中心に、セールスを伸ばしている。

ビッグ3の2角、GMとクライスラーは、3位にシボレー『シルバラード』、10位にダッジ『ラム』がランクするのがやっとの状況。どちらも主力のピックアップトラックが前年比3割近い減少となっただけに、商品構成の抜本的改革が求められそうだ。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ハイエースの牙城を崩すか、個性的デザインの「EVバン」が日本上陸…キア『PV5』発売は2026年春
  2. スズキが新型「軽EV」を世界初公開へ、2026年度内に量産化、軽商用EVも…ジャパンモビリティショー2025
  3. ヤマハ発動機が新型3輪オープンカー、「AIで成長する」2輪車を世界初公開! 大型EVバイクなど16モデルずらり…ジャパンモビリティショー2025
  4. 寂しさ45%、読者の感情:レクサス『LS』生産終了…「時代の流れ」「次への期待」が交錯
  5. Z32ファン感涙、レトロ感あふれる『フェアレディZ』が話題…9月の新型車記事ベスト5
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る