【新聞ウォッチ】菅財務相、「円安」誘導発言の波紋

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気になるニュース・気になる内幕---今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。

2010年1月8日付

●日航法的整理で決着へ、政府支援向け最終調整(読売・1面)

●ホンダが6万5000円バイク、ナイジェリアで発売へ(読売・2面)

●トヨタ、印でプリウス販売へ(読売・8面)

●気になる!  HV車につける音どうする(読売・31面)

●電気自動車200万円時代へ、三菱自動車2014年目標 4月から段階的値下げ(朝日・10面)

●09年中国マツダ販売台数41%増(毎日・7面)

●第一汽車と合弁を解消、ダイハツ(毎日・7面)

●菅財務相「円安が適切」異例の“介入”売り加速(産経・1面)

●エコカー減税米車恩恵なしWTO提訴の声も(産経・9面)

●ガソリンの暫定分課税、155 - 160円で停止、政府検討(東京・1面)

●「アルト」2000万台達成に自信、スズキの鈴木修会長兼社長(東京・8面)

●韓国、新車販売20%増、09年、現代勢シェア8割に(日経・7面)

●リチウムイオン電池、GMの工場が稼働、自動車大手、米国内で初(日経・7面)

●ハイブリッド車、アウディ、日本に投入(日経・11面)

ひとくちコメント

菅直人財務相が就任後初の記者会見で「経済界では1ドル=90円台半ばが適切との見方が多い。もう少し円安の方向に進めば良い」と発言。きょうの産経、東京が1面トップで報じるなど、異例の円安誘導に向けた「口先介入」に波紋を呼んでいる。

前任の藤井裕久財務相も就任直後に為替相場について発言したが、その内容は菅氏とは正反対。介入に否定的で円高を受け入れる姿勢を示したため、一時84円台まで上昇した。このため、90円を危機ラインとする自動車業界からは「海外生産を加速せざるをえない」などと懸念する声が上がった。

今回の菅氏の円安を誘導する発言は自動車などの輸出型企業にとっては大歓迎とみられるが、日経は「菅財務相は日本経済に良かれと思って発言したかもしれない。だが、為替は相手のある問題だ。円の反対側にはドルなど他国通貨があることを忘れてはならない」と言及している。

それも道理だが、菅氏の発言どおり、90円台半ばで推移すれば、09年度決算を上方修正する企業が多くなることは間違いない。

《福田俊之》

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