【CES 10】アメリカ人もビックリ! 初上陸の i-MiEV

エコカー EV
BEST BUYが正式導入した三菱 i-MiEV
BEST BUYが正式導入した三菱 i-MiEV 全 16 枚 拡大写真

米国ラスベガスで7日より開幕した家電見本市「2010 International CES」。屋外展示場のBEST BUYブースでは、三菱の電気自動車『i-MiEV』が4台展示されていた。この4台、米国向けに初めて正式導入された車両なのだという。

BEST BUYは米国に900以上の店舗を持ち、家電製品、オフィス用品、エンターテイメント製品などを販売している。Geek squardブランドとしてホームシアターの設置やレイアウトのアドバイスなどを中心に、デジタル用品の様々な相談やトラブルにも対応している。今回米国初上陸となった4台のi-MiEVは、同ブランド社用車のトレードマークである白黒ツートンカラーのVW『ニュービートル』にならい、同様のペイントが施された。

BEST BUYでは電動アシスト自転車や電動バイクといったEVの販売にも力を入れており、そうした同社の取り組みをさらにアピールするものとして今回、i-MiEVの導入を決定した。日本仕様をそのまま輸入したためハンドルは右。その他も、充電の際に必ず三相のプラグを使用する以外に変更点はない。

「i-MiEVは米国では殆ど知られていません。展示車両に興味を持った人々にこのクルマがEVであることを教えると皆とても驚かれますよ」と語るのは、同ブースの案内を担当する北米三菱自動車のJohn Nakamoto氏。

「日本で現在、EVへの関心が高まっていることは聞いています。米国でも積極的に導入していきたいが、広大な米国では航続距離の短さがどうしてもネックになる」と同氏は語る。

「充電スタンドがないことや、セキュリティの問題から家庭用電源であってもどこでも充電できるわけではないことがEV普及の壁となる。けれど、CO2を発生しないEVは今後かならず米国でも受け入れられると思う。BEST BUYがi-MiEVを導入することへの影響力は小さくはないでしょう。これを機に多くの人がEVに興味を持ってもらえれば」と期待を込める。

《宮崎壮人》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 【スズキ ソリオ 新型試乗】乗り心地と静粛性はクラストップ、だが「損をしている」と思うのは…中村孝仁
  2. 日産 リーフ 新型を発表、第3世代は航続600km超のクロスオーバーEV
  3. 伝説のACコブラが復活、「GTロードスター」量産開始
  4. サブコンが再評価される理由と純正ECU時代の新常識~カスタムHOW TO~
  5. 日産 リーフ 新型の価格を予想する!…ベースは400万円台前半か
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  2. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  3. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  4. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  5. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
ランキングをもっと見る