首都高中央環状線山手トンネル 3月28日開通

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撮影=中島みなみ
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首都高速3号渋谷線と4号新宿線を結ぶ中央環状線山手トンネルが、3月28日午後4時に開通することが決まった。日程は未定だが、開通直前には、お披露目をかねた利用者向けのイベントも予定されている。

首都高速中央環状線は、圏央道、外環とともに首都圏3環状道路を形成する全長47kmの環状道路。首都高速3号渋谷線と4号新宿線を結ぶ区間は4.3kmだが、すでに開通済みの区間と合わせて全体の80%が完成することになる。

この開通で、東名(用賀)から東北道(川口)まで、現在58分かかっている平日午前11時台の渋滞ピーク時に、山手トンネル経由だと18分短縮され、40分で通行できるようになる。同様に現在渋滞ピーク時に65分かかる東名(用賀)から常磐道(三郷)までは、15分短縮され50分で通行できるようになる。

首都高速の現状のネットワークでは、都心を目的地としない通過するだけの車両でも、そのほとんどは、都心環状線を選択しなければならない。今回、中央環状線の80%が開通することで、新しいネットワークがほぼ完成し、都心を目的地としない車両が、混雑する都心に入る必要がなく、交通状況に合わせた経路の選択ができるようになる。

都心環状線に流入する交通が分散し、全体で交通の流れがよくなることが期待でき、首都高速で続いていた慢性的な渋滞が解消できる。同社では「開通前に比べ、平日11時台の渋滞ピーク時の渋滞長が全体で約30%減少する」と試算する。渋滞が減少することでCO2削減にもつながる。

《中島みなみ》

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