【デトロイトモーターショー10】トヨタが小型ハイブリッド…FT-CH

自動車 ニューモデル モーターショー
トヨタ FT-CH
トヨタ FT-CH 全 15 枚 拡大写真

米国トヨタは11日、デトロイトモーターショーにおいて、『FT-CH』を初公開した。コンパクトな5ドアハッチバックボディを持つハイブリッド専用車のコンセプトカーで、将来『プリウス』の派生車種として、市販される予定だ。

トヨタは2010年代前半までに、全世界で年間100万台のハイブリッド車を販売する方針。そのメイン市場は、北米と想定している。目標達成に向けて、トヨタは今後数年間に、8車種のハイブリッド車を投入。FT-CHは、その中の1台を示唆したコンセプトカーだ。

FT-CHのフォルムは、フランス・ニースに拠点を置くトヨタの欧州デザイン部門、ED2が担当。若い顧客をターゲットに、軽快なイメージの5ドアハッチバックボディを構築した。全長は3900mm、全幅は1720mm程度。プリウスと比較すると、560mm短く、25mmスリムだ。それでも室内には、大人4名に十分な空間を備えているという。

ハイブリッドシステムの詳細は公表されていないが、2次電池には昨年末に発表された『プリウス・プラグインハイブリッド』と同様、リチウムイオンバッテリーを搭載。同車はモーター単独での最大航続距離20km、最高速96km/h以上を実現しているが、パナソニックEVエナジー製の最新リチウムイオンバッテリーが、このFT-CHにも採用される。

トヨタは、米国では知名度の高いプリウスを独立したブランドに位置づけ、その派生車種として、このFT-CHをリリースする計画。FT-CHの市販時には、プリウスよりも安価な価格設定を予定している。ハイブリッド車の普及に向けて、トヨタが本腰を入れてきた証といえそうだ。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
  2. 「強烈な需要がありそう」スバルの3列シートSUV『アセント』が今、SNSで話題に
  3. 三菱『パジェロ』7年ぶり日本復活か!? 日産 パトロール 派生モデルの可能性も
  4. 「泥が似合うグレードを!」三菱『パジェロ』がPHEVで復活!? スクープ情報にSNS沸く
  5. 21車種・64万台超、トヨタ自動車の大規模リコールに注目集まる…7月掲載のリコール記事ランキング
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  3. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. 湘南から走り出した車、フェアレディZやエルグランド…日産車体が量産終了へ
ランキングをもっと見る