【CES 10】iPhone の次は Pandora? インターネットラジオ対応カーAV登場

自動車 テクノロジー カーナビ/カーオーディオ新製品
iPhoneアプリのPandoraから直接コントロールできる初のデジタルメディアレシーバ・iDA-X305S。2010年春の発売予定。価格は400ドル
iPhoneアプリのPandoraから直接コントロールできる初のデジタルメディアレシーバ・iDA-X305S。2010年春の発売予定。価格は400ドル 全 3 枚 拡大写真

アメリカで人気急上昇中のインターネットラジオ、それが「Pandora」だ。2007年頃からスタートし、これまではパソコン専用となっていたが、昨年7月にiPhone用アプリが公開されると爆発的な人気を呼ぶようになってきた。iPhoneを経由してクルマで聴いている人も多く、そうした動きにパイオニアやアルパインは早くも対応するカーAVシステムを発売。両社のブースでは発表したばかりのシステムを展示し、カーAVシステム側からPandoraをコントロールできる利便性をアピールしていた。

そもそもPandoraは従来のインターネットラジオとは大きく違っている面を持っていた。今までなら好みのジャンルを選ぶことはできるけれど、流される楽曲はお任せ状態。自分で選ぶことはできない。ところが、Pandoraは自分専用のラジオ局を100局まで作成でき、それぞれお気に入りの曲やアーティストを指定しておくと、そのサウンドに基づいた楽曲を探し出してリズムやサウンドで似た楽曲をネットを通じてストリーミング配信する。

ただ、ライセンスの制約上、リスナーは特定の楽曲を指定することはできない。それでも曲が流されるたびに、気に入った場合は「thumbs up」、気に入らなかった場合は「thumbs down」のアイコンをクリックしていくと、それ以降は好みの楽曲の傾向が指定されていくという仕組みになっている。

利用料金は基本的に無料で、通信料も定額制を契約していればユーザーが新たに負担することはないという。iPodの次に来る新たなミュージックソースとしてその動向が注目される。

《会田肇》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. メルセデスベンツの主力SUV『GLC』、新型を9月に世界初公開へ
  2. 三菱『パジェロ』7年ぶり日本復活か!? 日産 パトロール 派生モデルの可能性も
  3. その名の通り1000馬力! 新型スーパーカー『ブラバス1000』発表、AMG GTのPHEVをさらに強化
  4. 日産『エクストレイル』米国版が2026年型に、新グレード「ダークアーマー」設定
  5. 待望の新型スズキ『GSX-R1000R』が予告なしの初公開!「3色3様」往年のレーシングカラーで日本市場復活へ
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
ランキングをもっと見る