【日産 フーガ 試乗】アメリカ志向が強まった…松下宏

試乗記 国産車
フーガ
フーガ 全 5 枚 拡大写真

事実上、日産のフラッグシップモデルとなるだけに、新型『フーガ』は相当に気合の入ったクルマに仕上げられた。パワートレーンは今回のフーガに初搭載ではないが、シャシーには新しい技術が盛り込まれ、インテリアの仕様や快適装備、さらに安全装備や環境対応に至るまで、最新・最高の仕様が盛り込まれている。

【画像全5枚】

試乗車にはプレミアムインテリアパッケージが装着されていて、銀粉木目パネルやセミアニリン本革シートなどが落ち着いた雰囲気を醸し出している。ただ、オプション価格が64万円と聞くと、さすがに装着率はそう高くなりそうにない。

走りに関しては2.5リットルエンジンの搭載車でも十分に良く走る。動力性能は余裕十分だし、7速ATの変速フィールも良い。時速100kmでの高速巡航では2000回転程度に抑えられるので、静かなクルージングが可能だ。

370GTタイプSはパワフルなエンジンによる豪快な走りとスポーツサスによる硬めの乗り味が特徴。20インチタイヤも硬さに影響しているが、嫌らしい硬さでないのは新しいショックアブソーバーを採用した効果のようだ。タイプSだけに装備されるのが4WAS(アクティブステア)で、切れ味の良いステアリングと高い操縦安定性を両立させている。

インテリジェントペダルなども含めてとても良くできたクルマだが、3.7リットルの排気量や全幅が1800mmを超えるボディサイズなどは過剰な印象。エクステリアのデザインテイストなども含め、アメリカ志向が相当に強まった。

■5つ星評価
パッケージング:★★★
インテリア/居住性:★★★★
パワーソース:★★★★★
フットワーク:★★★★★
オススメ度:★★★

松下宏|自動車評論家
1951年群馬県前橋市生まれ。自動車業界誌記者、クルマ雑誌編集者を経てフリーランサーに。税金、保険、諸費用など、クルマとお金に関係する経済的な話に強いことで知られる。ほぼ毎日、ネット上に日記を執筆中。

《松下宏》

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