金は26年ぶりの高値、プラチナは4000円割れ---田中貴金属が09年指数を公表

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田中貴金属工業は、2009年の投資用金地金、プラチナ地金の販売量と買取量の数値(指数)をまとめた。

金地金の2009年の平均価格は2951円/グラムと、1983年の平均価格3296円/グラム以来、26年ぶりの高値を記録した。

金はリーマンショック後の欧米各国の政府の経済支援対策への期待感、中央銀行の低金利政策、それによるインフレ懸念からほぼ上昇基調で推移した。日本でも、8月以降円高を飲み込む勢いで高値推移し、12月3日に1983年以来の最高値となる3475円/グラムを記録した。

金地金の売買状況は、高値推移の中、前半は販売量が好調で、上半期は前年同期比45%増加した。下半期は買取量が活発になり、同20%増となった。通年では、販売量は、10月以降、史上最高値を更新し続けていることもあり前年比24%減となった。

買取量は、後半に活発になったものの、年間では前年比32%減となった。これは2008年上半期に一時金価格が3000円台を維持したことで、一般投資家の間で3000円台への新鮮味が薄かったためと見られる。

一方、プラチナ地金の平均価格は3717円/グラムで、2005年以来、4年ぶりに4000円台を割り込んだ。プラチナ地金の売買状況は、上半期は販売量が値ごろ感から好調で、同3.6倍。下半期は買取量が4000円台で活発になり、同2.3倍となった。

通年では、販売量は2008年に比べ25%減だったが、2007年実績と比べると3.97倍という高い販売量を記録した。買取量は、過去20年間の最高年間取引量であった2008年に比べ24%増となった。

《レスポンス編集部》

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