メルセデスベンツUSAは、2010年モデルの『スプリンター』の販売を開始した。2009年モデル比で、約6%の値下げに踏み切った。
スプリンターは、最大積載量3.5tクラスの商用車。欧州では高い人気を誇るモデルだ。2代目に当たる現行型は2006年に発売され、現在までに累計40万台以上を販売。初代からの累計セールスは約170万台に到達している。
米国に導入される2010年モデルは、「カーゴバン」、「パッセンジャーバン」、荷台を自由に架装する「キャブシャシー」の3タイプ。エンジンは3.0リットルV6ターボディーゼルで、商用車としては初のDEF(ディーゼル・エグゾースト・フルード)を核とした「ブルーテック」技術により、クリーンな排出ガス性能を実現している。
2010年モデルの価格は、キャブシャシーが3万4270ドル(約310万円)から、カーゴバンが3万5995ドル(約325万円)から、パッセンジャーバンが3万9820ドル(約360万円)から。2009年モデル比で約6%という異例の値下げを実施し、拡販を狙う。