上司が部下の身代わり出頭 無免許運転を隠す

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23日朝、神奈川県厚木市内の市道で乗用車とワゴン車が出会い頭に衝突する事故が起きた。ワゴン車は逃走。警察は後に出頭してきた38歳の男性を逮捕したが、身代わり出頭だったことが判明したことから、約6時間後に釈放している。

神奈川県警・厚木署によると、事故が起きたのは23日の午前7時20分ごろ。厚木市愛甲(N35.24.51.7/E139.21.5.3)付近の市道で、交差点を進行していた乗用車とワゴン車が出会い頭に衝突。双方の車両は小破し、乗用車を運転していた29歳の男性が打撲などの軽傷を負ったが、ワゴン車は現場から逃走した。

警察は軽傷ひき逃げ事件として捜査を開始したが、事故から約1時間後に38歳の男性が出頭。「免許が無くなってしまうと仕事ができない」などと供述し、容疑を全面的に認めていたことから、同日午後6時ごろに自動車運転過失傷害や道路交通法違反(ひき逃げ)容疑で逮捕した。

ところが同日の午後9時ごろ、逮捕された男性の部下と名乗る21歳の男が警察に出頭。「無免許の発覚を恐れて逃げてしまった」と供述。出頭の事実を先に逮捕されていた男性に告げると、男性は「彼の無免許を知っていたから、自分が身代わりになった」と説明。警察では先に出頭した男性が身代わりで、真の容疑者は後に出頭した男と判断し、男性を24日午前0時ごろに釈放。新たに出頭してきた男を逮捕している。

警察では釈放した男性について犯人隠避容疑で調べを進める方針。誤って逮捕したことについては「総合的に容疑者と判断した」として、身代わり出頭の経緯を詳しく調べている。

《石田真一》

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