【新聞ウォッチ】生き残れない危機感、スズキも男子駅伝休部を検討

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気になるニュース・気になる内幕---今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。

2010年1月27日付

●温室ガス「25%削減」提出、日本(読売・1面)

●苦闘デフレ春闘スタート(読売・3面)

●トヨタ労組、ベア断念、5年ぶり、定昇のみ要求へ(読売・9面)

●日航社長に大西氏(朝日・1面)

●自動車新時代・競争の岐路:下 国内工場、空洞化に挑む(朝日・13面)

●日産ディーゼル、社名を「UDトラック」に」(朝日・13面)

●トヨタ販売増見込む、3年ぶり、2010年の世界計画(朝日・13面)

●ソニー、充電池強化、三洋、パナソニック「2強」に挑む(朝日・15面)

●セブン&アイ、西武有楽町店閉鎖、年内にも 黒字見込めず(毎日・1面)

●割引財源建設に転用、高速道会社、国が支援(毎日・1面)

●スズキ、男子駅伝休止へ、4月にも、「全日本」に41回出場(毎日・17面)

●「JALパック」復活、知名度根強く19年ぶり、4月出発分から(東京・8面)

●JR東日本、紀ノ国屋を買収、高級スーパー駅ナカにも(東京・8面)

●車用塩ビ、中国で生産能力倍増、三菱化学(日経・12面)

ひとくちコメント

長引く消費不況の影響が流通・小売業界を直撃している。東京・有楽町で半世紀にわたり営業を続けてきた西武百貨店の有楽町店が年内にも閉鎖されるという。

老舗の高級スーパー「紀ノ国屋」は「駅ナカ」を積極的に展開するJR東日本が買収することに決まった。金融危機後の世界同時不況から1年が過ぎても景気回復の兆しは一向に見えてこない。「旗艦店への『選択と集中』を急ぐ動きは小売業界でさらに広がる可能性が強い」(朝日)と報じているが、「生き残れない危機感が背後にある」のは小売業界ばかりではない。

先日、独フォルクスワーゲンとの資本・業務提携を結んだスズキは、陸上競技部の男子駅伝チームの活動を2010年4月の来年度当初にも休止すると、きょうの毎日がスポーツ面で伝えている。

スズキの男子駅伝チームは全日本実業団駅伝に41回出場実績がある名門で、2007年まで16年続けて出場していたニューイヤー駅伝の常連だ。生き残るためとはいえ、スポーツ・文化活動にまでメスを入れなければならなくなったのはさみしい限りである。

《福田俊之》

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