山陽特殊製鋼が発表した2009年4 - 12月期(第3四半期累計)の連結決算は、営業損益が61億8300万円の赤字となった。前年同期は128億7000万円の黒字だった。
売上高は前年同期比55.2%減の645億1500万円と半減した。販売数量の大幅な減少や鉄スクラップ価格の低下に伴う販売価格調整により大幅減収となった。ただ、自動車向けは生産が回復している。
利益は販売数量の大幅な減少で経常損益は59億4500万円の赤字、当期損益は41億5400万円の赤字だった。
通期業績予想は、円高傾向で輸出が予想を下回ることなどから売上高が同42.2%減の940億円に下方修正、損益でも営業赤字50億円、経常赤字50億円、最終赤字が40億円と赤字に下方修正した。