日信工業が発表した2009年4 - 12月期(第3四半期累計)の連結決算は、営業利益が前年同期比82.8%減の22億0200万円と大幅減益になった。
売上高は同31.9%減の1039億6300万円だった。2008年度後半からの急速な需要収縮が底を打ち緩やかな回復基調となっているものの、本格的には回復しておらず、円高で為替換算の影響もあった。
収益も減収の影響で経常利益は同73.9%減の31億1200万円、当期純利益は同75.1%減の14億7000万円だった。
通期業績見通しは、アジア地域の順調な売上増と日本・北米での緩やかな需要回復に加え、全社的な費用削減効果が見込まれることから上方修正した。売上高が同22.7%減の1440億円、営業利益が同67.5%減の40億円、経常利益が同53.7%減の50億円、当期純利益が同47.9%減の22億円となる見通し。