フォルクスワーゲン・グループ・ジャパンは報道向けイベントの中で、昨年10月31日より販売を開始したコンパクトカー『ポロ』の販売台数が2月1日現在で約3600台となったことを明らかにした。月あたり1000台超と好調な販売を続けている。
同社広報では「輸入車の販売低迷が続く中、月販1000台のペースは好調。今年中頃には、世界でも注目されている、より燃費性能を高めた1.2リットルターボ(現在のラインナップは1.4リットルのみ)の導入も控えており、ポロの販売はまだまだ伸びる」と語る。
1.2リットルターボは当初2010年3月から4月の予定だったが、ドイツ本国での生産が遅れているため導入はそれ以降となる模様。本国でも本格的な販売は今年に入ってから開始されたばかりだという。
新型ポロは、コンパクトな1.4リットルエンジンに、同クラスでは初となるデュアルクラッチトランスミッション7速DSGを搭載し、VW史上最高となる10・15モード燃費17km/リットルを実現。1クラス上の『ゴルフ』と共通のデザインを採用し内外装の質感を大幅に向上させつつ、従来と同様の203万円に据え置いた。
1.2リットルターボは、従来の1.6リットルグレードの後釜として導入予定。欧州複合モード燃費で18.2km/リットルを実現するとして注目を集めている。また、エンジンのダウンサイジングによる燃費効率の向上を進めるVWの基幹技術として、他車種への展開も計画されている。