トラックに弾き飛ばされた乗用車、歩道で歩行者はねる

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3日午後、神奈川県横浜市鶴見区内の市道で、併走状態だった普通トラックと乗用車が衝突。弾みで乗用車が歩道に乗り上げ、歩行者2人を次々にはねた。この事故で歩行者2人が死傷。警察はトラック運転手の男を現行犯逮捕している。

神奈川県警・鶴見署によると、事故が起きたのは3日の午後1時5分ごろ。横浜市鶴見区駒岡2丁目(N35.31.19.3/E139.39.8.3)付近の市道で、第2車線を走行していたトラックが第1車線へ車線変更した際、第1車線を併走していた乗用車と衝突した。

乗用車は弾みで路外に押し出され、道路左側の歩道に乗り上げた。クルマは約50mに渡って暴走。前方を歩いていた歩行者2人を次々にはね、前方にあるコンビニエンスストアの駐車場でようやく停止した。

この事故で同区内に在住する78歳の女性が全身を強打し、収容先の病院で死亡。60歳代とみられる男性も重傷を負っている。乗用車を運転していた61歳の男性と同乗者にケガはなかった。警察はトラックを運転していた川崎市川崎区内に在住する33歳の男を自動車運転過失傷害の現行犯で逮捕。女性死亡後は容疑を同致死傷に切り替え、調べを続けている。

現場は片側2車線の直線区間。調べに対し、逮捕された男は「前走車急ブレーキを掛けたため、追突を避けようと左にハンドルを切った」などと供述しているようだ。衝突時、乗用車は60km/h程度の速度で走行しており、右後方から接近するトラックには気づきにくかったようだ。警察ではトラック側が安全確認を怠ったまま、漫然と車線変更を開始したことが事故につながったとみている。

《石田真一》

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